1.中心の取り合い

1.中心の取り合い(剣道における攻め)

 中結いがふれるくらいまでの攻防を「竹刀の身輻」で行なう
 相手の右拳の下につける落とし攻めあげる気持ちで動かす
 相手との間の空気を気で圧縮していく。
 左足の送り方は内側にねじる気持ちでおこなう(撞木足の矯正にもなる)
 相手の鍔元から突きに向かっての攻めを効かせたまま「身の入り」一瞬の間を意識、打っていく
 自分の体重、気を鍔元にのせ、切先3寸を相手の右拳を押さえ込む(切り落とす)気で攻め込む
 相手の気持ちも動かすまで我慢しなさい。洞察力がもっとも攻めに大切
 中心を意識しながら攻め込む時、竹刀の攻防も一つの打ち(小さな打突)として考えながら、上下左右を意識しながら立体的に「背中だよ。」と言い聞かせながら生きた攻めを工夫
 両肩の力を抜き、背筋を伸ばす。臍下丹田に意識を集中し、そこに気を集め、その気を左手から竹刀の先へ送り、相手の喉元めがけ出す。
 水えんとうの位 なみなみと満ちた覆水が盆の縁から、水滴が落ちるの一瞬のひらめきをとらえる。
 その相手の気持ちをとらえる察知能力を自分の習性にまで高める。


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